2010年5月20日木曜日

迷走と認識不足の連続

普天間基地の移設問題が、結局振り出しに戻ってしまったみたいですね。

第二次大戦後の軍事的枠組みとは言え、いまだ当時の敗戦国には重点的に米軍の駐留基地が配されています。沖縄の駐留基地は日本での象徴的基地群となって、沖縄の人々は大変な犠牲を強いられてきました。
政権選択において、民主党に託した思いを考えれば、彼らが県内移設を拒否するのは当然の事でしょうね。約束を踏みにじられたと感じて当然です。あれこれと案を場当たり的に出しては、拒絶される事の繰り返し。まったく話になりません。

かといって、中国、北朝鮮の事を考えると、軍事的バランスを現実的に考える事も必要な事だとも思えます。自国での軍事的対応手段を準備すべきなのか、それとも米国に従属的に基地を与え続けるべきなのか、その他の手段があるのか、実に悩ましい問題だと思います。この事は憲法問題とも密接に関係するだけに、尚更です。実に悩ましい…

宮崎県では口蹄疫が畜産農家を襲い、彼らの死活問題にまでなるほど、広がってしまいました。宮崎県としては相応の初期対応をしたのでしょうが、残念ながら拡散を防ぐ事に失敗したようです。国の対応も担当大臣が同時期に海外出張するなど、危機管理への認識が甘過ぎ、今の状況を作ってしまったと批判されても仕方ないですね。

この国には、政治を委ねるに値する人物が枯渇してしまったと感じています。これこそ本当の意味での危機ですね…

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