2011年6月26日日曜日

枯渇した人材〜政界の混迷をみて〜

今年も大学生の就活はかなり大変なようです。東日本大震災と福島原発事故の影響で、不況がますます加速しているせいでしょう。

我が娘も来春大学を卒業する予定で、民間は蹴って公務員試験に臨んでいるようですが、国歌公務員一種試験は残念な結果だったとか。まぁ、落ちて当たり前の気持で、「試験度胸」を付ける為に受けたようです(笑)そして今日が第一志望の地方自治体の試験日だそうで、先ほど「疲れた」とのメールが。

結果がどうであれ、精一杯彼女なりに努力した事は、決して無駄にはならないでしょうし、必ず今後の人生の肥やしになると思います。しかし、まぁ、通っていてくれれば、親としても安心なのですけどね(苦笑)

 

こんな長引く不況と大震災、原発事故による二重のショック状態の日本経済でありながら、それを回復させるべき政治の世界は先行きの不透明さと混迷の度合いを深めるばかり。資質なき総理大臣が連綿と続くこの日本の政治の有り様は、結局この国の国民の責に帰するのだという真実を悟ばかりです。何がどうであれ、彼等を選挙で選んだのは「我々自身」なのですからね。

私もこのブログで政治批判をしていますが、先の総選挙では「民主党」を支持したのですから、無闇に批判だけを繰り返すのは無責任のそしりを免れないとも思います。

「巧言令色、すくなし仁」という孔子の言葉を今更ながら思い返しています。自民党の長期政権によって、錆び付いてしまったこの日本を創り変えるというマニュフェストの根拠の粗雑さが政権を担った途端露呈し、既にマニュフェストは有名無実に成り果ててしまい、東日本大震災の募金を謳ったパーティーが、実は政治資金集めで、募金はほんの一部だったという民主党議員や結党した初心を既に忘れ去った民主党幹部達ばかりの様相は、醜悪そのものでしかありません。

もちろん、そんな輩ばかりではないでしょうけど、残念ながら小粒すぎる議員しかいないようです。これは他党も同じ事で、つまりはこの国には国を動かし、諸外国と対等に渡り合える「器の大きい」人材が枯渇しているのかも知れません。

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