2011年6月1日水曜日

最悪状況到来?〜FPNPD1号機の底抜け〜

福島第一原発1号機の原子炉で勧められていた水棺化が、原子炉圧力容器の底が抜けたことで、更に困難な状況に追い込まれましたね。圧力容器の底が抜ける可能性については、メルトダウンした時から懸念されていたことです。

溶け続ける燃料が厚いところで30cmにもなる容器の底を突き抜けて、更にその外側を覆っている格納容器の底すら突き抜けるかも知れません。そうすると環境への燃料自体の漏出だけでなく、地下水と高温の燃料によって恐ろしい水蒸気爆発の可能性すら出てきますね。もうかなり前から圧力容器に底は抜けていたと思われ、今は格納容器の底をジワジワと抜こうとしているでしょう。

溶けた燃料が増えていくほど水が循環できても冷却効果はなく、破壊的な状況に進んでしまう可能性は高くなるのでしょう。

楽観的な予測だけに頼ってきた東電本店(決して現場ではありません)や保安院の仕事に対しては、最初から当てにならないと思ってきましたが、いよいよ最悪の状況すら覚悟しておくべきかも知れません。
はぁぁぁ。。。。。どうなる?この国。『原発がとまった日』(広瀬隆著)の想定通りになりかねませんね。

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