2005年12月9日金曜日

石組みの橋


 以前、シルエットで紹介した橋は、こういう姿をしています。紹介文によると、1845年に架橋されたというから、既に161年の年月を経ているわけですね。単一のアーチ橋式の石橋としては、日本最大とか。両側の橋脚部分を支える部分の石組みも、堂々として端正ですね。
 九州には石橋が多い
のですが、中でも熊本に多いと言われています。その理由はそれぞれでしょうけど、一つは、架橋技術を持った石工の集団(種山石工)がいたからでしょう。彼ら、もしくはその子孫が、全国各地の石橋架橋に関わっていたと言われています。

 江戸の末期とは言え、山あいの谷にこうした大がかりな橋を架けるには、人手も費用も相当なものがかかったに違いありませんよね。重機もない時代に人手だけで作ったんですからねえ。。。 大したものです。

 

 

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

石を組んだものが崩れないのが不思議。
アーチにすれば強度が増すなんてことも
当時の人達はわかっていたのも凄いな。

匿名 さんのコメント...

最近訪れた寺院で実に見事な柱を見ました。(もちろん、私が手を回しても届きません。)
寺を訪れた大工さん達も感心する柱だそうです。普通の柱にある真がその柱にはないのだそうです。なぜなら、一本の木を4等分にして丸く削って使っているからだそうです。それだけの木がある事も感心しますが、そのような加工をして寺院を建てた人の力にも驚かされました。
そんな事を思い出しながら、石橋を見ておりました。
時代と共にあった石橋は多くの人の生活を見つめてきているのでしょうね。手を添えれば・・聞こえてくる・・そんな気がします。

匿名 さんのコメント...

そかぁ。こんなレトロな代物だったのですね。それをなんと「ネガフォルム」などと。。。161年前、この完成を喜んだ人々から、今のこの時代にまた、語り継がれていくなんて、歴史を感じます。
そして、異国にいるの私もまた、改めて「日本の歴史の素晴らしさと、日本人気質」を感じるのです。(オオゲサだと思ってるんでしょw? イイサw)
ぶる、いつもありがとう。

匿名 さんのコメント...

す~~~~~っごいねw
この橋渡ってみたい。

kurohyge さんのコメント...

>Rayさんへ
その技術の元は長崎のオランダ、ポルトガルの外来技術だろうけどね。
ただ、計算は和算だそうだ。

>紫さんへ
寺院、城郭等の建物も技術、材料ともすごい物がありますよね。
時代を超えて残って行くもの。。。
今の時代、残る物は何でしょうか。。。

>えみさんへ
お城や寺院が、壮大な築造物になるのは、分かりますよね。権力や威勢を表現する意味もあるのですから。
しかし、必要に駆られて作られている物に、その時代の庶民の力を感じるのです。

>りえさんへ
渡ってくださーいw