2009年6月15日月曜日

郵政騒動に思う

日本郵政をめぐる騒動は、野次馬的二階席からみていると、妙に喜劇的です。瓦解が始まっている政府、自民党の不人気と郵政事業を民営化したかつての小泉改革(?)の遺恨試合も含みつつ、正義漢を気取る総務相の行動は、どう見てもドン・キホーテに見えて仕方ありませんでした。

そして対応すべき麻生さんもこのところ、特技である迷言は影を潜めましたが、本質が変わったとは到底思えませんし、解散権という宝刀もすっかり錆び付いて る様子で、決断力の無さは際立っており、次回総選挙では敗退することがほとんど決定的になったように見えます。それに国際会議で酩酊記者会見をするよう な中川さんや愛人と愛欲旅行をする鴻池さんを要職に起用する「慧眼」も相変わらずでしょうしね。

しかしです、次期政権を担うであろう民主党も、あまりにもお粗末すぎるところが透けた気がします。新党首になった鳩山由起夫氏の郵政騒動での言動の有り様です。
確かに邦夫氏は弟であるに違いないのですが、対抗する政党の大臣を様々な場面で「弟が」「弟が」と繰り返して話している姿は、公党の代表としていどうなの?。違和感ありありなんですけど!
例えば、首相が父親ならば、「父が」「父が」と言っちゃう訳?
そこはやはり家族関係者であっても、公の場であれば「ナニナニ大臣」であり、「ナニナニ首相」でしょうよ!
二世、三世ともなると国会も公党も「我が家の庭先」感覚になるのかしらん?


都会から離れた地方の鄙(ひな)の多くは、すっかり高齢化して大不況の中で明日をも知れぬ暮らしをしているというのに、あまりにも「ノーテンキ」過ぎる政治家には落選という鉄槌しかないのでしょう。
しかし・・・見え透いた「オレオレ詐欺」にも簡単に騙されてしまうお人好しのお年寄りも多く、真実を見極め、情を絡めず、怒りの鉄槌を下せるのだろうか?と多少不安があるのも事実。どうなることやら・・・  


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