2005年10月11日火曜日

秋の夜長。。。

 秋になると、何かしらその空気がそうさせるのか分からないが、つい物思いに耽ってしまうのは私だけだろうか?激しく、熱い夏が過ぎ、清澄な空気のなかで、心に浮かぶことに想いを巡らしてみるのも、まあ、いいだろう。

 ここ何年かの内に、親しくしていた友人が、何人か亡くなったことは、先の記事にも書いた。一人は事故で、一人は10数年患っていた難病のために。二人と も、私にとって心許せる友だったのだが、その喪失感は、今でも幾ばくか残っている。悩んだとき彼らと話すことで、気持ちを立て直すことが出来たものだ。友 とはそういう存在なんだろう。家族とは異なる意味で、大事な存在だ。

 心を許すとは、どういう事だろう。。何でも言い合える?いや、違うな。。大切であればこそ、言えないこともあるのではないか?友であるからこそ、言えないことがあるように思うのだが。。。心ほどつかみどころがなく、曖昧なものはないからだ。人の心も自分の心も。

 言葉とは、自分の想いや感じてること、考えを伝える手段だが、これほど扱いが難しいものもない。その「言葉」の意味づけが微妙に異なるからだ。物書きは 言葉を「歯ぎしり」して、絞り出すと言うが、伝えられる人の心をつかむには、まさに、「歯ぎしり」するほどの思考の作業が必要なのかも知れない。今の時 代、思いつくままの言葉を流し出しても、さほど気にならないが、「歯ぎしり」まではしなくとも、自分なりに思考を巡らす作業は大事なんだろう。

 とりとめのない事を書いてしまった。ま、いいだろう。これも秋の夜長のせいだ。ハービー・ハンコック、チック・コリアのピアノは、実に耳に心地いい。。。
 

 

 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

心の喪失感は、なかなか消えないものですよね。
かけがえのない友人を失くすことはすごく辛い。ある日突然いなくなってしまいますよね。秋の風に乗ってそういう事を思い出すのは、よく理解できるなーって思いました。
私は、秋の季節は好きです。
自分を一旦立ち止まるための季節だなって思ってるんです。夏までの自分を振り返って、考える季節です。
日も短くなって、夜をゆっくり過ごす。
良い秋の夜を過ごしてくださいね!!

kurohyge さんのコメント...

ふとした時に、思い出すんだよねぇ。あいつやったら、こういう時何て言うだろうとかね。

秋は思索の季節です。考えることは、大事なことだと思います。