2011年8月6日土曜日

この国の政治〜憤怒そして諦め〜

かつての自民党の派閥政治、そして瓦解。また民主党の政権奪取後の党内抗争の激化などを見ていると、ちょっと乱暴かも知れませんが、まるでヤクザと同じではないかと思います。勢力を拡張するために尽くす手段が多少違うだけのように見えます。議論に見せかけた「私利私欲の喧嘩」と殺人も含めた「暴力」の違いに過ぎません。
また、最近は暴力団まがいの議員すら存在するように見えるのは、私だけでしょうか?

いつ頃からだったでしょうか?「価値観の多様化」と言われ始めたのは。でもいわゆる社会で今使われている「価値観」という概念にそれほど多様性があるのかどうか、大変疑わしく思ったりしている昨今ですが、政党なるものもその「価値観」の多様化のせいかどうか分かりませんが、「多様化」してきています。何が違うのか判然とは分かり難い「多様化」ですけどね。それに「政党」内でも「価値観」の「多様化」は進んでいるようで、何故同じ党に所属しているのか、皆目見当のつけようのない状態すら見受けられます。

政党とは「共通の原理・政策をもち、一定の政治理念実現のために、政治権力への参与を目的に結ばれた団体。政社。」(広辞苑)ですが、いわゆる「多様化」のためでしょうか、「小異を捨て大同につく」ことが出来る人物が激減しているようです。さらに政治に無縁だった人が、議席確保の目的で「声をかけられた」だけで議員になる現状が、ますます政党の存在価値を希薄にさせているとも思います。薄っぺらな後付の理由でいくら飾っても、底の浅さは否定できません。そんな彼等を含んだ国会が、この国の未来を定めているという現実に、出てくるのはため息でしかありません。

決して「英雄」の出現を望みませんが、もう少し真っ当な人物を選出する「かしこい」国民が多数にならないと、現状の無様なこの国の議会の有り様は、決して変わることはないでしょう。

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