2011年8月25日木曜日

叩けば埃だらけ〜東電・保安院の虚言〜

読売オンラインによると、東電が津波発生時より声高に云っていた「想定外」という津波の規模について、実は2008年に津波の遡上高が15mを超える可能性があることを試算・予測していたとのことです。そしてその試算結果は原子力安全・保安院にも報告していたというのですから、両者グルになって国民に嘘をつき続けていたということです。これまで両者の虚言は数知れずですが、腐り方もここまでになると、ちょっとやそっとの治療で治るというものではないようです。

また、電力危機を煽っていますが、ここにも嘘が隠されている気がしてなりません。「原子力発電」を温存したい勢力にとって、電力危機は起死回生のチャンスとみなし、実は水・火・ガス・地熱などの余力を隠しているのではないかと疑っています。マスコミも火力やガスタービン発電所の故障情報はこまめに報じていますが、本当に危機に面しているのかどうか、書く電力会社の発電能力について徹底的な調査報道をスべきです。しかし、関連業界から広告が得られなくなることを怖れ、まやかしの報道しかしないでしょうけどね。

地域独占を認められ、利益込みの電力料金で守られている現在の各電力会社の有り様も東電と似たものだと云うことは、九電の「やらせメール」が示しています。こうした電力会社を根本から変えるには、事業者を消費者が選択可能な状態にすることしかありません。一刻も早くサービス競争が可能な法的整備を急ぐべきです。

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