2011年7月4日月曜日

希望を託せる政党がない悲劇的日本の政治状況

長期に渡った自民党政権の利権政治に終止符をうつべく、国民が政権を委ねた民主党だったはずですが、いざ政権を握るとその政治手法の稚拙さを露呈し、事前に国民に示したマニュフェストも選挙用に過ぎなかったと考えざるを得ないその後の変節ぶりを示しています。また、結局寄せ集め集団に過ぎなかったというべき感情的内部対立で、もうグチャグチャ状態ですよね。

今回の東日本大震災では、たしかに「未曾有」と表現してもおかしくない事態ではありましたが、それにしても菅政権と民主党が示した対応は、看過しがたい内容としか云えませんでした。つい最近も復興相に任じられたばかり松本龍という人物が、被災地でとんでもない発言を繰り返しています。傲岸不遜な発言で彼の持つ基質を示しているとしか考えられず、こういう人物をその任に充てた管氏の見識と人物眼を疑いますし、呆れてしまいます。全く度し難しですね。

こんな議員しかいない国会や政府にどんな希望を抱けるというのでしょうか?究極の悲劇は喜劇にも通ずといいますが、全く笑えません。

(追記)復興相の松本龍という人物が、「九州人だから云々」と弁明をしていましたが、九州はもとより他のどこであろうと、真っ当な人ならあのような言動はしません。「九州人」を発言の理由にするなど許しがたいと、同じ九州人である私は思います。とにかく、どこの人であろうと、常識があれば、公的な場であのような傲岸不遜な態度をとることなど「あり得ない」でしょう。彼こそ「九州人」の恥さらし以外の何ものでもありません。(怒)

(追記2)村井知事との面会で、知事が自分より後から入室してきたことで、理不尽な「怒り」を発し、その状況を「オフレコ」と周囲にいた記者たちに宣し、「書いたらそこは終わりだぞ」と恫喝まがいの発言までしていますね。
松本龍氏の出身母体である「部落解放同盟」を考慮すると、あの態度も「なるほど」と合点が行くというか、1970年代や80年代に件の団体が行っていた「糾弾会」なるものを見聞きした者としては、まだ穏やかなのかもしれないなと思ったりしました。彼の発言は、出身地の九州などという問題ではなく、彼自身の気質とこれまで培ってきた個人的性格に基づくものと云えます。差別解消は大事なことですが、「逆差別」や「糾弾会」と称して集団による「吊るし上げ」会を行っていたことを、件の団体は、どのように総括しているのでしょうね?差別解消に向かうどころか、逆に差別意識を隱然化させる効果しかなかったと私などは思います。
あのような人物を「復興相」のまま置いておくなど論外で、即刻解任すべきです。

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