2011年7月24日日曜日

中国版新幹線〜衝突・転落事故〜

つい先日、大々的に喧伝されて営業運行を始めた和諧号が、杭州(出発地でした^^; 事故現場は温州付近)で死傷者多数の衝突・転落事故を起こしましたね。
日本、ドイツからの技術支援がベースの車両にもかかわらず、独自技術を標榜し、米国で特許の取得準備中に起こしたこの重大事故によって、その計画がどうなるのか見ものです。

どう見ても、国家プロジェクトとして性急に作り過ぎ、日本の新幹線のような安全技術をおろそかにした結果としか見えません。この事故の前にも様々な小さな事故が伝えられ、中でも信号系統の故障が度々起きていたようです。

経済成長路線をまっしぐらの中国で、成果主義などの負の面がこの事故にも言えるのではないでしょうか。宇宙技術でも打ち上げられたロケットが発射場の近くの街に墜落し、凄惨な事故を起こしたこともありますが、当時は当局によって隠されていました。しかし、今回の事故については、インターネットの普及などにより隠したくても隠せない状況があり、諸外国にも伝わったのでしょう。

国家の威信を最上位に置くのであれば、諸外国からも信頼されるような行動を大国としての中国はとるべきでしょう。

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