2011年7月25日月曜日

信頼できない中華人民共和国

目的達成のためには手段を選ばないような国に対して、国際的信頼など生まれるはずはない。
今回起きた高速鉄道事故は、まさにその事を実証しようとしているようだ。
事故解明のためには、まともな国なら現場を保存し、断片化したパーツや傷、その他諸々の詳細なデータを収集し、事故解析に利用する。しかし、驚いたことに事故翌日には事故車両の潰れた先頭車両を現場の畑に埋めるという日本では到底考えられない事をしたと、一部始終を目撃した記者の記事が「asahi.com」にあった。

国内はもとより、外国メディアも取材しているであろう中で、何という大胆な処置かと呆れてしまうが、つまりそういう事が「中華人民共和国」では当たり前に行われていると云うことだろう。事故原因解明に全力を上げ、安全確保を徹底するのなら、どういう理由であれ、そんな処置が出来るはずがない。破片一個といえど、徹底して記録、保存し収集する事でしか、事実解明は不可能なのに、そういう思想がない国家なのだと示した訳だ。

歴史的に偉大な過去を持つ中国には、行きたい場所もたくさんあるのだが、外国の領土を侵犯した人物を英雄に奉ったり、国際的信頼獲得より内政コントロールを優先したり、供与技術をベースに開発したものを「独自技術」と不遜にも宣ったり、不完全で安全思想のない交通機関しかない国に、わざわざ金を落としに行くことはない。金だけでなく、もしかすると命さえ落としかねないのだから。

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