2010年6月30日水曜日

際立つ違い サッカー日本代表と大相撲

世界の頂点に位置するブラジルやアルゼンチンとは実力の差が否めない日本代表ですが、決勝リーグでの日本代表の闘いぶりは立派でした。パラグアイ戦で見せた「下手なり」の身を挺しての守備やチームとしての団結力は、どこの国にも決して劣っていませんでした。
本戦前に連敗し、私などは一次リーグ戦で敗退するだろうとさえ思っていたのですから。
ところがいざ本戦に臨むと、カメルーンに勝利し、強豪オランダには敗れたとは言え、惜敗といえる闘いぶりを見せ、そしてデンマーク戦では大変身を遂げた力を見せ勝利し、ベスト16に進出したのです。期待値を遥かに超えた結果と言えます。
サポーターに素晴らしい夢見る時間を与えてくれました。徹夜で応援したにもかかわらず、清々しささえ覚えています。

それに反して、大相撲はどうでしょうか?八百長疑惑、傷害致死事件、品格事件、そして賭博事件。立て続けに表沙汰になる不祥事の頻発。曖昧な定義付けの「国技」という名目の名の下に、形ばかりの反省を見せても、本質的な部分は一向に変わらないどころか、逆に隠蔽体質が際立つばかりではないでしょうか?今回の調査委員会の勧告も即日、有名無実に化けてしまうという情けない有様。お手盛り調査委員会だったのですね。日本代表が我々に見せてくれた感動的なパフォーマンスには遠く及びません。これで「国技」を名乗るなど、断じて許されるべきではありません。
ヤクザとの繋がりを生みやすい興行方式もスポーツとは縁遠いやり方です。旧態依然の相撲界だから、入門者数も減少の一途を歩み、外国人に依存しなければならなくなったのでしょう。一度、協会、各部屋も含め全体を解体し、仕組みも全て構築し直すべき時期に来ています。
現行の相撲協会幹部では、旧弊を正す事は不可能でしょうね。
それでもNHKは中継するのでしょうかねぇ。

ほんとうに両極端に位置するサッカーと大相撲だと思います。

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