2010年6月6日日曜日

理想と現実 再生は可能??

前総選挙で雪崩的勝利を収め、自民党的政治の一掃を期待されていた鳩山民主党が、自身と党幹事長であった小沢氏の政治資金疑惑によって、信頼が崩壊し、更に風呂敷を広げ過ぎたマニュフェストに足元をすくわれてしまい、言行不一致と言う大批判を受けて、ついに挫折の憂き目にあってしまいました。

普天間の問題にしても、理想を掲げたが故の失敗であり、超大国米国の軍事的プレゼンスの前に、潰えたという事でしょう。そして、党内で強大化した小沢氏の影響力が大きな陰影を作ったことも大きく関係したと言えます。小沢氏については、やはり「三つ子の魂、百まで」ということを示したと思います。結局、変わってはいなかったという事です。


情報の即時性と汎世界性を獲得した今の社会は、即応性が急激に増しています。twitterなどは最たる例です。その反応のあり様も推敲を経たものでなく、直情的、感覚的な反応が増えているように見えます。

それ故、即応性を求め、辛抱強く、我慢して様子を見る事が出来なくなっている気がします。思い通りの結果が出ないと、即切り捨ててしまう、揺れ始めると、その振動幅は一気に最大限まで振れてしまう、そんな気がします。
我慢し、状態の経過を辛抱強く見守る必要が、我々の側にも必要なのではないかと、今回の事を通して感じています。

菅直人氏が新首相と決まりました。民主党に内在する分裂因子を希釈し、国民の期待に応え、安定した政権に出来るか、辛抱強く見守っていきたいと、今は思っています。

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