2011年3月22日火曜日

東電副社長会見を見て

会見を聞く限り、放出されている放射線物質の飛散のシミュレーション情報の公開や損壊している原子炉の今後について、未だに保留を強調するだけでした。そういう姿勢を国も認めているとするならば、周辺住民やもっと広範囲の国民を守るという姿勢には思えません。

もう一つ見えてきたのは、質問している記者達が核心を突けていないということです。
例えば、廃炉についてまだ言及する段階ではないという副社長の返答に対して、廃炉を前提にする場合と復旧(?)を前提にする場合とでは、タクティクス自体が変わってくると思うのですが、質問は続きませんでした。
事故の責任を追及するだけでは、はぐらかされるだけであり、根本的な問題をえぐり出せないでしょうね。

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