2011年5月12日木曜日

収束 ほど遠い状態〜FUKUSHIMA〜

1号機の圧力容器底抜けは、1号機のみならず燃料棒溶融が起きていれば、他の原子炉でも起こり得ることで、連鎖していくかもしれないとは考えたくもありません。ですが…

東電、保安院、安全委員会は、計器で計測した結果と発表していますが、本当に今までその事実を知らなかったのでしょうか?まさかとは思いますが、知っていて発表時期を勘案していたと云うことはないですよね?発表内容がいったいどれほど信頼に値するのかすら、もう猜疑心を持たずに判断できません。

核燃料を原子炉から取り出し、安全に事故を収束できるのなら、それこそ幸いですが、仮に溶融した燃料の塊が格納容器内に保持できたとしても、それを冷却し続け除去し、除染するなどの作業が如何に困難なことか、スリーマイル島原発事故やチェルノブイリ原発事故が示しています。不可能もしくは、数十年に渡る処理作業が必要なのでは?それとも何か起死回生の新しい処理法でもあるのでしょうか?あったら既に取り入れているでしょうけどね。

避難を続ける原発周辺の住民の方々の心配は、帰郷が可能なのかの一点でしょう。今の政府は望みを持たせたままズルズルと引き延ばしているようにしか見えません。処理可能な部分と不可能な部分を、そろそろはっきりさせた方が住民の方々に対して、誠意ある態度のように思います。

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