2011年5月17日火曜日

科学技術の粋を集めても〜Space Shuttleと原子力〜

Space Shuttleの打ち上げも、間もなく終了を迎えます。今日の夜、STS-134 Endevourは、Last missionなんですねぇ。Challenger号とColombia号の悲劇は、その映像と共に忘れる事が出来ません。莫大な予算を投じ、科学技術の粋を集めたものでも失敗を免れないという事を示しているように思います。諸行無常ではありませんが、「形あるものは、いつか壊れる」と云うことを肝に銘じる必要があるようです。

原子力を利用する技術というのも同じことでしょう。半減期という冷厳な物理法則から逃れる術はなく、原子力利用には、核兵器の中心材料であるプルトニウムが増え続けることや、安全化するまで途方もない時間を要する核廃棄物処理という困難な問題があり、今は地中深く埋めて管理する誤摩化し策しかないのが実情です。目先の繁栄や利益のために、何十何百世代にも渡って管理し続けなければならないものを、この地球に捨てて良いものでしょうか?原子力利用技術というのは、まさに文明のあり方の問題として考える必要がある気がしています。原子力エネルギーとして津海津ルケルか否か。特にこの日本は1945年8月6日午前8時15分Hiroshima、8月9日午前11時6分Nagasakiで、人類初の原子爆弾を投下され、その悲惨さ、残虐さを生身の体で味わったはずです。

もう、危険きわまりない原子力エネルギー依存から脱却しませんか?

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