2011年4月6日水曜日

福島第一原発〜1〜3号機 炉心冷却出来ていない?〜

窒素ガス注入は、どうも単に水素爆発予防の為だけではないようです。

NewYorkTimesによると、

窒素ガス注入はNRC(Nuclear Regulatory Commission)の評価とアドバイスによって実施する事になったようですね。

何故なら、水素爆発の可能性が高まっているらしいからです。
炉心溶融や今までのダメージで余震などによって、ストレスが加えられて損傷が進行する可能性もあるとか。
また、1〜3号機の原子炉の中でも、特に原子炉1号基の冷却回路が海水の塩分や燃料棒の破損などで回路が閉塞し、水がほどんどない状態に等しいと言っています。そして炉心冷却をどうするのか、困難な状態だとも。そして同様の問題は2、3号機でも起こると。

どうも日本のマスメディアは肝心の所を取材出来ていない気がします。
放射性汚染も重大な問題ですが、最も肝心な炉心の冷温安定化がかなり厳しい状態になっているらしい事を、何故報じないのでしょうか?
(さっきニュースサイトをチェックしてみたら、共同がNewYorkTimesの記事に触れていました)

高レベル放射性汚染水が漏れだしているという事は、もう既に圧力容器も格納容器も密閉性を失っている訳で、炉心もほとんど「水なし」の状態の中で、どうやって冷却システムを確保出来ると言うのでしょうか?仮に汚染水を排出出来たとして、炉心もしくは格納容器に近づき補修なんかできるのでしょうか?

高レベルどころの放射線レベルではないでしょうしね。そこら辺は。素人的にはもうほとんど冷却システムの回復は絶望的なのでは?と思えます。
それこそ「専門家」に聞いてみたいものです。

0 件のコメント: