2011年4月21日木曜日

衆院 外交委員会〜河野太郎議員の追求〜

自民党所属でありながら、「獅子身中の虫」的存在の河野太郎衆院議員が、今日の衆院外交委員会外務委員会で質問に立ちました。
かなり見応え、聞き応えのある追求でした。ご覧になってない方は、ぜひ衆院TVで「4月20日 外交委員会」をご覧下さい。
民主党の変節、もしくは化けの皮のはがれ具合がよく分かります。
会議冒頭のやり取りで、現政権は情報開示に後ろ向きなだけでなく、言論封殺もしかねないという事が、はっきりしました。
権力の座につくと、「知らしむべからず」になるものなんですねぇ。


はっきり言います。騙されていたと。

そして、この質疑の内容について全くどの主要メディアも伝えていません。フィルターで漉された情報しか世間には流れていないことも、はっきりします。

質疑の大まかな内容は以下のようなもの。

河野太郎議員
  • 4月6日に「東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する要請」という文書が出されている。ジャスミン革命ではinternetは大きな役割を果たした。海外メディアでは日本はムバラクと同じことをしているのではと疑念をもたれている。総務省は以下のような文書を発出しているが、「流言飛語」とはどういう定義か?
平岡総務副大臣
  • 「流言飛語」の定義はしていない。あくまで民間事業者が決めている従来の「ガイドライン」「約款」に従って対処して欲しいということ。総務省のコンプライアンス室長も誤解の恐れを指摘しているが。。。
河野太郎議員
  • 政務三役は事前に了承していたのか?
平岡副大臣
  • 事前に了解したものではない。事務方の対応だ。翌日、政務三役は了承した。
河野太郎議員
  • 保安院が発表した「ガソリンは大丈夫です」というのも「流言飛語」か?
  • 局長通達が出された事業者は暗黙の圧力を感じたとしている。誤解を解くべき文書を出すべきでは?
平岡総務副大臣
  • 要請したものは、あくまで違法、または公序良俗に反するものである。
河野太郎議員
  • こんないい加減な文書を出す政府は問題だ。
〜〜〜以下総務省発出の通達文書(PDF)をキャプチャーしたもの〜〜〜



      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
追求は核心部を突くもので、他にも海外メディアが懸念している「浜岡原発」のことや、保安院の会見者が「燃料某溶解」を認めた途端、他の人物に変わった理由、東電が発表した「工程表」について責任を担保するのはどこか?等々、外相、経産省副大臣、保安院審議官が答えに窮するような追求を行っていました。

これは、ぜひ見ておくべき委員会です。「百聞は一見にしかず」ですよ。

0 件のコメント: