2011年4月27日水曜日

原発放射性物質汚染〜相反する説明〜

放射性物質に汚染された野菜などにしても、摂取しても「直ちに健康への影響はない」と言いつつ出荷停止措置なのであり、計画的避難区域設定にしても、放射線累積線量が許容量を超える予測地域でも区域設定から外れていたり、消費者や当該地域の人々にとって何を信じていいのか皆目分からない情報の出し方ではないか?

国は、事故現場での作業員の年間許容量を暫定措置として上るなどしている。従来設定してきた限度は、余裕を持たせた設定だからという理由らしいが、では何故その余裕を持たせていたのかの説明はない。摂取許容量にしてもどの数字を信じれば良いのか、判断に苦しむ情報ばかりだ。穿って考えると、事故の様相に合わせて、数値もいじっているのではないかとさえ想像してしまう。

こうなれば、自然界で通常浴びている放射線量1.4mSv/年(日本の平均値 世界平均2.4mSv/年)を元にして、自分で基準を決めるほかない。保安院が言うことも、原子力安全委員会が言うことも、信じるに値しない。
下に放射線科学センターの資料から抜き出したものを示しておきたい。




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