2011年4月17日日曜日

虚しさの中で その2

東電が事故原発収束に向けての2段階の見通しを今日示しましたが、東電自身、発表した行程について確信を持ててないとみています。原子炉の状態も破損の具合もまだ直接見て判断した訳ではなく、現在までは、まさに目を閉じて巨人を触るような中で推測してきたものでしかありません。

これからは米国提供(なぜロボット大国であるはずの日本に適当なものはない?)のロボットで目視的観察を始めましたが、その結果や今後の調査次第で大きく変わる可能性すらあり得ます。それにまだ続く大きな余震で脆弱化している機器がどうなるかも分かりません。不確定要素が多すぎるくらいですからね。

この事故の切っ掛けは確かに地震とその後の津波ではありましたが、たとえ今回事故に至らなかったとしても、いずれ起きていたとも言えます。何故なら、最悪事象の想定をしていなかったのですから。事業者も監督省庁も審議会も全て。

被災者こそ、ほんとうに悲惨です。故郷へ、我が家へ、いったいいつ戻れるのか、戻れないのか。。。

0 件のコメント: